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大森山荘・森の工房 〜 木彫の干支つくり

 2021年の干支(牛)を木彫りで作る時期になった。 一頭めは大森山荘のウッドデッキだったレッドシダーの赤い材で 赤べこをイメージして作った。 二頭めは同じ材でホルスタイン親子を作った。 ポップな感じにした。 材料は写真のような古材。腐食部分は切除して利用した。 角は古い菜箸、耳はレッドシダー古材、台は建築端材を利用。 という訳で全て廃材利用で何だか牛さん達に申し訳ないが、 廃材をゴミにせず有効利用した環境に優しい干支の置物 がたくさんできるはずだった・・・が、大掃除に突入して 未完成多数のまま越年。良いお年を!

大森山荘・森の工房 〜「円筒分水」スケッチ

冬の朝、「久地円筒分水」を訪れてスケッチ(川崎市高津区)。 寒いので自宅に戻って細部を少し修正し、アクリル絵具で彩色。 彩色前のスケッチはこれ。桜の季節にまた描きに来よう! この「円筒分水」は1941年完成というから、約80年前から 現役で今も二ヶ領用水の水を下から噴き上げ、あちこちに 分配配水している。もう農業用水の分配供給という使命は 終えつつあるらしいが、人々の安らぎの水辺・緑地を供給 してくれている素晴らしい構築物だと思う。これからも ずっと頑張って水を噴き上げて欲しいなあ! 案内板によれば、国の有形文化財に登録されているらしい。 水を吹き上げる仕組みも図示されていて、素人も納得。

大森山荘・森の工房 〜毛糸の雪だるま&木彫のサンタ

毛糸を編んで作った雪だるまと木彫のサンタが出来上がった。 雪だるまは作家さんが編物雑誌を参考にして編んだ。 眼は黒いビーズ、それ以外は以前編んだセーターなど の毛糸を利用して編んだとのこと。体を丸くするのに 苦労した様子。 木彫のサンタはイチイの木の枝を削って作った当方作。 冒頭写真・右下にあるのがイチイの木の枝の輪切り。 木目が綺麗な木なので今回使った次第だが、写真の通り 中心部が赤い材、外側寄りは白い材、樹皮も赤なので、 それを生かそう!ということになった。 彫り始めはこんな感じ。 赤い部分でサンタの帽子・顔・服を、白い部分で髭や帽子 の縁取りを、というイメージを頭に浮かべて彫るが、材が 硬めの木なので作業は難航。 何とかここまで来た。球状に削った木片を帽子に接着 して、目を描いて出来上がり! 右側のサンタの赤鼻は、フシをそのまま利用した。 木の持つ自然の色で何とかサンタっぽくなった。

大森山荘・森の工房 〜木の玩具(ままごとセット)

 木の玩具は触った時の感触が良い。 仲良しの(こちらが勝手に仲良しと思っている)幼児から手紙 をもらったり鬼ごっこをして老化防止に貢献してもらったり しているので、手持ちの木材でままごとセットを作った。 フライパンは仕出し弁当の木箱(蓋も含む)を補強追加して製作。 取手は額縁を作ったラワン角材端材、蓋のつまみは樹種不明だが 剪定した樹の小枝輪切り。 ポークソテーはパイン板材、蓮根の挟み焼きはミカンの樹、玉ねぎ の輪切りは白樺の樹で、材の自然の色が有効に使える。 目玉焼きは杉板とクヌギの枝、ハンバーグは杉板。ハンバーグは 焦げ目以外は無着色(おからハンバーグに近いかな)。 いずれもネジ釘を使わず、南洋材が入っているが100%木材(アク リル絵具と水性接着剤は除く)。 以前、木の玩具に関する講演会で聴いたことがある「幼児の木育」 を目指し、若干の幼児に気に入られたいという個人的下心を含むが、 木の温もりのするままごとセットが出来た。 防水ニス(食品衛生法適合のもの)を塗るか躊躇しているのと、 追加パーツが頭に浮かんでいるので、まだ幼児に渡せていない。

大森山荘・森の工房 〜手編みのカーディガン

 冬に向けて手編みのカーディガン新作を紹介します。 製作者いわく、手芸季刊誌に掲載されていたものを基本とし、 アフガン編みに挑戦しました。 アフガン編みがわかる拡大画像です。毛糸は雑誌の掲載作 と同じものにしました。 (補足) 今回は大人用サイズです。 ちなみに、写真の木のハンガーは工房敷地内の木の曲がった 枝で作ったものです(再登場)。

大森山荘・森の工房 〜植物画・街でよく見かける草花

 下界(首都圏)の住宅庭先でよく見かける草花を描いた。 まずは秋口から白い花を咲かせる高さ15cmくらいの草花。 今まで名前を知らなかったので描いたのを機に調べたら、 南米原産だがタマスダレという日本的な名前。 次は秋口に黄色い花をたくさん咲かせる、背が50cm 程度の大きな株になる草花。 名前を調べたら、マーガレットコスモス。花と葉を 描いていて、この名前に納得した。 最後は地面や石垣に這い茂って、小さな丸っこいピンク の花をたくさん咲かせる植物。名前はヒメツルソバ。 花は四季を通じて咲いている。 上記は全て、高原や森ではなく、街でよく見かける草花 だが、よくよく観察すると綺麗で魅力的な草花だ。今ま で見過ごしていて失礼しました。 *** 木製フレームは恒例の古材・端材で作った。写真上から パイン集成材端材、桐板材端材、樹種不明の古い建具で 製作。建具はかなり古い材で、自然に写真のような色を 出してくれた。木材は本当に面白い!

大森山荘・森の工房 〜思い出の音楽家 

 先日エドワード・ヴァンヘイレン氏追悼の思いを込め、 かつての勇姿を思い浮かべて描いた。 天国でもギターをブイブイいわせて欲しい。 その勢い(?)で思い出のミュージシャン諸氏を描いた。 この方も今年逝去されたロックン・ローラー。 昔よく見た雑誌の表紙を意識して頭部を大きく描いた。 ロックン・ローラーといえば、この方だが、 描いているうちにいろいろな方々が脳裏に 浮かび、混ざったお顔になってしまった。 この方も同じ理由により、混ざったお顔になった。 似てない上、ギターもあまり持たなかった気がする。 木製額縁は全て建築端材を活用して作った。

大森山荘・森の工房 〜風景画・秋の気配

10月中旬の南信州訪問では茅野から杖突峠を越えて高遠へ向かった。 紅葉はまだだったが、 ススキの穂が風に揺れて秋の気配が漂う。 杖突峠を南に下っていく街道沿いの夕暮れ時の風景を描いた。 その近くの守屋神社(伊那市高遠町)の参道にも秋の気配。 鳥居脇の枝垂れ桜は葉が落ち、木漏れ日は柔らかい感じ。 紅葉がまだだったので、季節感を出すのが難しい時期だ。 何だか初冬や早春のようにも見える絵になった。 木製フレームは枝打ちした小枝を乾燥させてから加工し、 透明ニスを塗ったもの。絵はアクリル絵具で彩色。

大森山荘・森の工房 〜風景画・夏の終わり

 急に涼しくなってしまったが、夏の終わりの風景画をいくつか描いた。 まず大泉町(山梨県)より望む南八ヶ岳。画用紙にパステルで描いた。 縦走したり日帰りで登ったりした峰々なので描いていて気持ちが入る。 次は大鹿村大河原(長野県)から望む南アルプス赤石岳…のはずが、 スケッチ中に赤石岳に雲がかかってしまった絵。 何故かこの方面の峰は積雪や雨でいつも撤退。次こそはの気持ちで 画用紙にアクリル絵具で描いた。 *** 木製フレームはいつもながら自作(以下補足情報)。 八ヶ岳の絵が入った方は、枝打ちした枝を乾燥させてから製作した。 接合部に釘を使わず、木片をブリッジ的に使い接着剤で接合。布で 表面を磨いた後に透明ニス仕上げ。 赤石岳に雲がかかった絵が入った方は建築工事で使った杉荒材の端材 をカンナかけて、エッジをトリマー加工してから製作。杉材の香りを 暫く楽しむために無塗装。節穴から雲が見えるのが気に入っている。

大森山荘・森の工房  〜 絵が飛び出す!メッセージカード

 この秋はお祝いが多い。 うれしいことなので、お祝いメッセージカード作りにも力がいる。 これは出産祝い用。開くとバサっと花束が飛び出すイメージだったが、 想定していたよりおとなしめの飛び出しになった。立体感は出せた。 これは幼児へのバースデイカード。開くとアニメキャラクター達が 飛び出すのだが、諸問題により画像は一部分のみでご容赦! 金融機関の普通預金通帳のようにも見えるが、幼児は喜んでいた。 まあよしとしよう! (材料は厚紙を何枚か貼り合わせたもの。アクリル絵具で彩色。)

大森山荘・森の工房 〜  木製額縁を納品

古材・端材等で作った木製額縁を当ブログやインスタ に載せてきたが、それが縁で木製額縁のご注文をいた だいた。しかも4つ! ありがたい。 工房の製作ポリシーに則り、4つとも古材で作った。 厚みのある古材なので枠だけでも結構重い。 画用紙に描いた絵画を入れたいと聞いていたので、 裏板を中空フレーム構造にして軽量化を図った。 無事納品後、丁寧なお礼のコメントを頂き、ホッとした。 引き続いて、別の木製フレームの注文もいただいた。 これが完成したところ。 その特徴は、信州にある某山小屋の外壁板材で作った額縁 だという点。そして変則形状の古材だったので、部分的に 長さや幅が足りず、木を継いだこと。そして板材特有の 木目や節が目立つこと(そこがいい!)。 こんな変則形状の古材で、長さが足りない! これが木を継いだ部分の拡大画像。あえて節のあるものを 継いだ。 納品完了後、すぐに賛辞と感謝のメッセージをいただいた。 ご自身で描いた絵を中に入れた画像もいただき、こちらも 嬉しくなった。作ったものを喜んで使ってくれる人がいる というのは、気分が良いものだと実感。 さて、板壁材の在庫が無くなった。信州へ調達に行かなく てはと思う。

大森山荘・森の工房 〜 長い歴史と大木に囲まれた神社/仁科神明宮

 この夏の立山登山の帰路に行った仁科神明宮(大町市)。 大町に行くたびに「国宝・仁科神明宮」と書かれた案内板が 気になっていた。この地域で仁科といえば、千年以上前から この地を拠点にしていた名族・仁科氏が連想され、その縁の 神社であれば、かなり古そうだ。 行ってみるとやはり、代々仁科氏が拠った古い神社だった。 まず入口に杉の巨木がそびえているのに圧倒された。描いた のは3本杉だが、真ん中は倒れて切株(屋根付の立派な切株)。 こちらが社殿・釣り屋・中門(国宝指定)。 20年毎の遷宮で修理・メンテされるのが伝統で、前回の遷宮は 2019年のため、真新しく見えるが築300年余りという。 感心するのは、少なくとも1376年以降は20年毎の遷宮のたびに 本殿等の作り替えや修理を欠かさずに行い、現在に至っている こと。それが1376年から20年毎に棟札にきちんと記録されてい るので、最後の建替えが1636年、それ以降は修理で対応とわか っている。この点も頭が下がる。 この記録によって日本最古の「神明造り」だということも証明 されているが、建築に詳しくないのでコメント無しでご容赦。 白木の鳥居も周りの緑とマッチして良い雰囲気だ。 巨木から古い木造建築まで、歴史と木の温もりたっぷりで満足 のいく訪問だった。 (掲載の絵は全てアクリル絵具で彩色) *** 余談だが、武田信玄時代に信玄の五男が仁科家の家名を継ぎ、 仁科五郎盛信となり、織田軍の甲州攻めの際に高遠城に篭城して 壮絶な最期を遂げている。高遠でも結構慕われている武将だ。

大森山荘・森の工房 〜  剱岳・立山を描く 

 久々にテント泊で登った立山連峰。登山風景を既に鉛筆画や 水彩画にして公開したが、いまいち感があり描き直した。 まずは別山付近から眺めた剱岳。山小屋やテント場を描き 入れたが、小さくてちょっとわかりにくい。 次は別山への登り坂でゼイゼイしながら眺めた立山(富士ノ折立・ 大汝山・雄山)を描いた。ここで雷鳥親子のお出迎えを受けた。 描いていると、大町、黒部湖、室堂一帯も含め、また行きたく なってしまった。今回の登山行程図も参考までに掲載。 登山行程図はペン書き、山の絵は画用紙に鉛筆下書き後に アクリル絵具で彩色した。

大森山荘・森の工房 〜  端材・廃材でつくる木製フレーム

 要らなくなったCDROMケースがスッポリ入る木製フレームを 端材や廃材で作った(夏休みの宿題作り気分)。 CDROMケース内に好きな絵を入れたり。 これは剱岳の図(鉛筆画)。 これは立山と雷鳥の図(アクリル絵具で彩色)。 眺めながら来年の夏山登山の構想! また、お気に入りのCDジャケットを入れてもよし。 2枚組CD(厚さが違う)用も作った。 厚さが増して重さも増すので、木製スタンドをもっと大きく して安定させたほうが良いかな(検討課題)。 3枚組CDジャケットも入りました。 余談:このアルバム内のビートルズ・カヴァーはお勧め。

大森山荘・森の工房 〜  山小屋登山隊・室堂テント泊〜立山周回

 テント装備の山行きは数年ぶり。 目指すは立山+別山(別山から眺める剱岳は圧巻と聞く)。 初日は扇沢まで車で行き、扇沢駅から電動バス・ケーブルカー・ ロープウェイ・トロリーバスを乗り継いで室堂に到着。そこから 雷鳥沢テント場まで歩いて幕営。好天で嬉しいが、テント装備を 重く感じるのは夏バテか? 夕日を浴びた目の前の立山。ダウンジャケット着て丁度良い。 涼しー!! 翌朝、サブリュック背負って別山から立山を縦走すべく出発! 雷鳥沢から雷鳥坂を登ると、本物の雷鳥が登場! 劔御前小屋の前を通り、別山に到着。北峰から眺める剱岳は 期待通り圧巻。 次は真砂岳山頂を巻くように進み、立山を縦走。 立山は富士ノ折立・大汝山・雄山の3つのピークからなる岩稜。 登って降りて、また登る。足腰が辛い…。 黒部湖が遥か眼下に見えた。 無事、テント場まであと少しのところまで降りてきた。 景色は良いし風もなく、爽快! 登山道は良く整備されていて、気持ちよい山歩きが出来た。 (所要時間:休憩時間入れて8時間ちょっとでした)