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大森山荘・森の工房 〜 赤ちゃんのハイハイ

 育児時代にはじっくり眺める心の余裕がなかった が、赤ちゃんのハイハイは興味深い。 芋虫のようにも見えるが、生命力に満ち溢れている。 よく見るとハイハイのスタイルも一人一人個性的だ。 頼んでもじっとしていてくれない人達なのでスケッチ もスピード勝負。写真を撮って修正し、アクリル絵具 で彩色。自作の木製額縁におさめた。 額縁は廃材・端材など古い材料の枯れた風合いが売り だが、中の絵は赤ちゃんの新鮮な生命力が売り!

大森山荘・森の工房 〜 紙に描いたクリスマスリース

 森で入手した木の枝・実・蔓などでクリスマスリースを 毎年作っていたが、今年は諸事情にて製作断念。代わり にクリスマスリースの絵を描くことにした。 最初の絵はイチイの枝と葉のリースをイメージして描いた。 仲良しの女の子へのクリスマスカードにした。 次は山荘の周りで入手した蔓や松ぼっくり(カラマツ)等 で数年前に作ったリースをモデルに描いた。赤や黄の実は 神奈川県産で、色を実際のものより鮮やかにした。 次はモデルとなるリースは実在せず、何となくモフモフ& キラキラのリースをイメージして描いたが、出来あがって みると食物のドーナツのようになった。 抹茶味? 青汁味?

大森山荘・森の工房 〜 森からの贈り物(木の実や枯草の絵を描く)

 秋から冬、樹々は様々な画題をプレゼントしてくれる。 まずは黄色いクサボケの実を描いた。 実が一つ一つ微妙に形が違って、個性があるのが気に 入っている。 描いた後の実は刻んで干してお茶にする。酸味があり、 リンゴのような香りのお茶になる。 次はナンキンハゼの樹の実と紅葉した葉を描いた。 今年は凶作で実を収穫できず、豊作だった昨年のスケッチ に着色した次第。紅葉の葉は今年描き足した。 次は樹ではないが、野草ナギナタコウジュの天然ドライ フラワーを描いた。 葉が落ちて枯れても、倒れずしっかりと地面に立っている 姿に、足腰の老化進行気味の当方は叱咤激励される。 黄色い葉の蔓性植物も一緒に描いたが、これは名前不明。 ナギナタコウジュをさしてある木製一輪挿しは、山小屋 つくりの先輩である大工さんが作ったもの(材料はイチイ の枝)。精巧な仕上げはさすが大工さんの技! *** 木製額縁は当ブログで以前も登場した廃材利用DIY品。 『捨てればゴミ、使えば資源』

大森山荘・森の工房 〜 森でリスを描きたい!

 森でときどき見かけるリス。登山中だったり、枯れ枝の 片付け中だったりで、カメラやスケッチブックを出す暇 もなく、すぐにどこかに行ってしまう。 やむなくネット画像を見て、記憶を頼りにリスを描いた。 これは医療介護系NPOの機関紙の挿絵となった絵。新型 ウイルス禍で大変な業種なので、マスクを装着。 これはクルミをどのようにかじるのか見たことないが、 想像で描いた。信州の山小屋の周りでクルミの殻がよく 落ちているが、パカっと割るのがリス、割らずに穴を あけるのがネズミ、と教えられた。 こんな感じに、パカっと割ってたり、穴があいてたり。 彼らの作業過程を何とか実際に森で目撃したいものだ。 (掲載写真はすべて鉛筆で描いた)

大森山荘・森の工房 〜 森からの贈り物(秋・その2)

秋の森からのプレゼント続編。 最初は先日紹介したドングリの帽子をかぶせた木製人形 を撮影〜画像加工して作ったバースデイカード。 次はこれもお子様向けに作ったカード。開くと立体的 に晩秋の信州の山と森が広がるはず・・・だったが、 奥行き感がイマイチ。 3000m級の山々は雪、前衛の山里は紅葉、そしてリスと ドングリという構図は気に入っており、次回改善! 最後にドングリ帽子人形とともに牛乳瓶に印刷された メッセージを再度、届けたい。 我が身にしみる「富より健康」!

大森山荘・森の工房 〜 森からの贈り物(秋・その1)

 森で集めたドングリや木の枝などで小さな人形を作った。 ドングリと言っても、今回使ったのはドングリの帽子部分。 これを木の枝を削って作った人形の頭にくっつけて、髪の毛 にした。うーん…髪の毛のような、帽子のような…。 人形はドングリ帽子をかぶせる前はこんな感じ。 当工房には旋盤がないので、木の枝を工作ナイフで削って ヤスリがけして作る。いわば手彫りの一刀彫人形。 用途はいろいろ考えているが、まずは以前作ったおもちゃの車 に乗車。ドングリ帽子は左からクヌギ、コナラ、シラカシで、 樹の種類によって形状・模様が様々で、個性的な造形で感心。 眺めているうちに「これを使って人形を作ろう!」ということ になった。いわば森からの贈り物に触発されて作った人形だ。 (補足1) ドングリ帽子の収集は仲良しの幼児が実施。その功績に感謝! (補足2) 冒頭写真に登場した牛乳瓶はドングリ保管用に使っているが、 瓶に印刷された「富より健康」のフレーズが心に響く。 長野で登山後に飲むこの牛乳の美味しさも忘れられない。 (補足3) シラカシのドングリ帽子を被った人形だけは、ちょうどよい 太さの枝がなく、工作用材木で作った。次は枝で作りたい。

大森山荘・森の工房 〜 秋のメッセージカード作り(まとめ)

誕生日お祝いなどのメッセージカードを手作りするのは 作る段階から楽しい。そして喜ばれるとすごく嬉しい。 10月は殆どドングリ・リス・野ネズミ・落葉の図柄で 描いたが、例外1枚(画像の通り)。 おしまいに、モデルになったドングリを実物紹介。 ドングリは大きい順に左からミズナラ、コナラ、シラカシ。 帽子部分は全てホンモノだが、実の部分はミズナラだけ は紙粘土製の偽ドングリ。 理由は、ミズナラが標高の高い山の中の森にあるため、 リスや野ネズミに実の部分を先取りされて、帽子部分 しか拾えなかったため。 山小屋周辺のドングリ拾い競争は熾烈だ。一方、コナラと シラカシのドングリは下界の公園などで無競争で収集。 コナラとシラカシといえば印象深い話しがある。 『古代より人はシラカシ等の照葉樹林を伐採して農具の柄 等に活用し、伐採後の森はやがてコナラ等の落葉広葉樹の 森に変わり、人はこれを薪炭等に活用して暮らしてきた。』 森と人の関係は現代より濃厚で良好だったように思う。 そんなことを思いながら描いている。

大森山荘・森の工房 〜    ままごと用 木製ホットドッグ  

 木製ハンバーガーを7月に掲載したので、次はホットドッグ! 曲がった木の枝や木製額縁を作った時の端材などで作った。 ソーセージ部分は色が赤い材、パン部分は白っぽい材で 作った。こうすれば、塗料を控えめにできる。ソーセージ の切り口とパンの上半分以外は無塗装で、木そのものの色。 木は樹種によっていろいろで、おもしろい。 ちなみにケチャップは赤い毛糸。 製作前の材料はこのような木ぎれや端材。 木工作の端材や剪定した木の枝は、捨てれば燃やされてCO2放出。 地球温暖化まっしぐらだが、玩具製作に使えばCO2固定化に寄与。 ひとりひとりの力は微々たるものだが、“チリも積もれば山となる“ の精神でいきたい。

大森山荘・森の工房 〜 誕生日プレゼントいろいろ(10月版)

 9月に続いて10月のバースデイ関連作品を掲載。 まずは手作りバースデイカード。 リスや野ネズミは山小屋周辺で見かけるが、動きが早く 写真撮影できず、記憶に頼って描いた。ドングリ、リス、 野ネズミを描いた段階で眼がぼやけて文字に乱れ。 次に動画「祝・誕生日」を作成して、facebookに掲載。  →  https ://www .facebook.com/akaruiookinamori 動画に登場する紙粘土人形3つ。クルミの殻は野ネズミ が穴を開けたホンモノ(動画ではネズミ以外は車に乗っ ている)。BGMはBeatles の曲を当方が演奏・歌唱。 気持ちを相手に伝えるには紙に書く(描く)!を信条と しているが、動画のメッセージ力も侮れないと感じる。 ビミョーな動画だが、見ていただけると嬉しい限り。

大森山荘・森の工房 〜  秋の山小屋ライフ

 紅葉の森、赤や黄のモミジの葉を描きに行った山小屋周辺は まだ緑色の森だった。 やむなく紅葉スケッチの予定を燻製つくり&炭火焼きに変更。 手持ちの卵を茹でて味付けし、刺身用サーモンも味付けして、 一斗缶を改造した燻製マシンに入れて燻しスタート。 数時間経って出来上がり。卵はやや焦げたが失敗は少ない。 サーモンは微妙な出来だった…。 卵の下寄りに写っているのが炭火焼きした塩鮭。焼きながら 味見をした結果、残ったのはこれだけ! いずれもスモーキーで美味しかった(ビールがうまい!)。 燻している間に、枯枝や落ち葉の掃除、そして一枚だけ 緑の森をスケッチした。紅葉スケッチはまた次回。

大森山荘・森の工房 〜  秋を感じる草花の絵

 涼しくなって屋外写生が命がけでなくなり、嬉しい。 さっそく秋の雰囲気がする草花の絵を3点描いた。 まず、白花の秋明菊(シュウメイギク)。 元々は赤紫色の菊っぽい花のものが多かったらしいが、 個人的に花弁の少ないこの白花タイプが描きやすい。 次は秋海棠(シュウカイドウ)。 写生中に気づいたが、葉が左右対称でない! ピンクの花に注意が行きがちで今まで気づかず。 その花言葉に「片想い」とあるのは、ハート型の葉 が片方だけ大きくなっているからとのこと(涙)。 最後は青シソ。 春から食材として葉っぱに大変お世話になり、穂が出て 白い花が咲くと写生のモデルになる、ありがたい植物。 穂は写生後にアブラムシを洗い落とし、刺身に添える ためにバッサリ収穫。感謝! (補足) 木製額縁は全て端材・古材を利用して作ったもの。 青シソの絵の額縁は釘穴だらけだったが、木片で塞いだ。 3つとも木の表面を少しだけ磨いてニス仕上げ。 古材は独特の色合い・風合いが出るので楽しい。おまけ にゴミ削減・CO2削減にも微力ながら繋がり有益だ。

大森山荘・森の工房 〜 誕生日プレゼントいろいろ(9月版)

 9月以降、仲良しの人たちの誕生日が続く。 今回は9月お誕生日プレゼント作品を紹介。 まずは幼児宛バースデイカード。厚紙で製作した。 自動車好きの男の子のせいか、飛行機への執着が あまり無かったが、まあいいだろう! 次はお祝い動画を作ったが、ブログへの動画貼り つけがうまく出来ないので、静止画で1コマ紹介。 木製のペンギンとカピバラが音楽に合わせて踊る!? 当方のfacebookに動画を掲載(下記にて)。         ⇩ https://www.facebook.com/akaruiookinamori 歌いながらギター演奏のため、足で人形を操って 録画。リズム合わせに苦戦。 人形と台座は数年前に端材で作ったものを可動式 に変更した次第。 次のキラキラしたカードはいつも楽しく遊んで くれる女児からの感謝メッセージカード。 うれしい!

大森山荘・森の工房 〜 書道作品と木製フレーム

書道をやっていた親族の書作をいくつか発見。 カビやシミが目立ち、何とかせねば申し訳ない。 手始めに自作の木製フレームに書作を入れてみた。 この木製フレームは数年前の作で、花の絵を入れて地域 の作品展に出したもの。大きさがだいたい合ったので、 隙間に唐草模様の壁紙端切れをあしらった。杉材が和の 雰囲気を出しているようだ。 漢詩を読み解く能力がないが、調べたら唐時代の詩人・ 王維の「竹里館」という漢詩だ。王維は絵、書、音楽に 才覚を発揮したと知り、この書作をすっかり気に入った。 思ったほどカビ・シミが気にならない。 これもカビ・シミが著しい。細長い作品にちょうど合い そうな板があったので、くり抜いて収めた。何だかカビ やシミが花吹雪の装飾模様のようにも見えてきた。 書作にも記されているように種田山頭火の句。 板は乾麺の木箱のフタだったもので、杉の間伐材という シールが貼られていた。側面右上部が欠けていたが、別 の杉板を継ぎはぎして補修した。 これはカビやシミがほとんど無い作品で、句の作者は 誰かと思って調べたら、松尾芭蕉だった。大きさがCD ケース程度だったので、以前作ったCDケース用の木製 フレームに入れてみたら、サイズピッタリ、いい感じ! 今まで欧米のブルースマンやロックバンドのCDケース を入れていた木製フレームだ。 今まではこんな感じに使用(右側のもの)。まさか和風 の書が入るとは思わなかった。 

大森山荘・森の工房 〜 古い木製フレームの再生

 古い和風の木製フレームが実家を掃除していたら出てきた。 元は書道をやっていた父が書を入れていたと思うのだが、 作品が見当たらない。 壊れたところを直し、磨いてから自分の描いた絵を入れた。 絵は白い花がタマスダレ、黄色い花がレインリリー。 レインリリーは正式名ゼフィランサス。雨が降るとよく 開花するので、レインリリーというらしい。 木製フレームに話しを戻しましょう! おもて側・朱色の外枠の内側の平たい部分には極薄の木 が貼られていたが、劣化して退色していたので全部剥が して磨いたら、木目が綺麗に出た。 修理していて気づいたが、昔(おそらく昭和)の木工 職人の仕事の丁寧さ・緻密さに感心する。本体は歪み ・ゆるみもなく、しっかりしている。 裏側は紙張りだったが、ボロボロになっていて、触ると 崩れ落ちてしまい、何だか粉っぽい感じだった。 修理が面倒で捨ててしまえばゴミとなって焼却又は 投棄される。再生して使えば、けっこう風情のある 木製フレームだ。紙を全部剥がして貼り直した。 襖張りの要領だ。 襖紙をきらしていたので、元勤務先近くのお気に入り パン屋さんのバケット用紙袋で下地貼り。ご容赦!

大森山荘・森の工房 〜 大きめの木製額縁つくり

 木で額縁を頻繁に作るが、葉書サイズやF0サイズが多い。 なぜなら作業スペースが狭いことと技能不足で、大きい サイズがつくれないのだ。 今回は発注者からのご要望により P8サイズとF4サイズを 作った。当方にとって大きめの額縁だ。 まず実寸で図面を描き、以前作ったF0額縁実物を並べて、 大きさをまずは実感。すごく大きい! だいぶ以前に公募展にF10サイズの絵を出すための 仮枠を作ったことはあるので、失敗はしないだろうと 思ったが、8月の酷暑下での作業のキツさにマイッタ!  これは枠組みまで終わった段階の写真。木の樹種は ホワイトウッド。文字通り白っぽい材だ。 コーナー接合部はネジ釘類を使わず、木組みで強度が 十分出るように組んだ。 塗装は発注者よりご提案いただいたブリーチドサンド色。 いい感じになった。 完成した額縁の裏側。キャンバスがすっぽり入る構造。 手持ちのキャンバスを入れて、収まり具合を確認。 額縁の表て側はこんな感じ(絵は仮に入れた当方作品)。 無事納品後、購入者からすぐに感謝メッセージを受信。 喜んでいただき、嬉しい限り。また作りたくなった。

大森山荘・森の工房 〜  海で風景画を描く

 海の絵と木製フレームの組み合わせを3点紹介したい。 まずは赤い灯台と白い灯台のある港の風景(F4キャンバス)。 木製フレームは古材で作った最新作。古材ならではの良い味 が出たと思う。 次は釣りをするカップルのいる風景を描いた(画用紙)。 木製フレームは6月製作のF0サイズ品(幼児の絵を入れて 6月ブログ掲載済)。偶然寸法ピッタリで再登場となった。 次は灯台と釣り人の後ろ姿。朝もやが残る時間のスケッチ。 フレームは前出のF0サイズ品の色違い。これも再登場。 最近は山ばかり行っていて、海に行っていない。今回の 絵は3点とも10年以上前に描いたもの(アクリル絵具)。 今はもう無い景色かもしれない。

大森山荘・森の工房 〜 家電やトイレの樹脂部品黄ばみ変色対策!

最近の家電は樹脂部品が多く、黄ばんでくると汚らしい。 壊れた訳ではないので何とかしよう! まず扇風機。 表面だけの劣化か、中までの劣化か、いずれにせよ 削るより皮膜で覆えば再発防止になるだろうと思い、 クリーム色のペンキを塗った。 心配したペンキの剥がれも少なく、いい感じだ。 部屋が明るくなった気がする。 次は山荘のトイレ(食事中でしたら失礼!)。 便器の樹脂製フタの黄ばみが凄い。 日光が当たらない場所だが、感心するくらいの黄ばみ! そういえば、扇風機も夏以外は押入れに入っているので、 日光に当たらないほうが黄ばみが進むのだろうか? また、座るところ(便座)も樹脂だが黄ばみはフタほど ではない。材質が違うのだろうか? トイレについては現在、ペンキの色を何にするか検討中。