書道をやっていた親族の書作をいくつか発見。
カビやシミが目立ち、何とかせねば申し訳ない。
手始めに自作の木製フレームに書作を入れてみた。
この木製フレームは数年前の作で、花の絵を入れて地域
の作品展に出したもの。大きさがだいたい合ったので、
隙間に唐草模様の壁紙端切れをあしらった。杉材が和の
雰囲気を出しているようだ。
漢詩を読み解く能力がないが、調べたら唐時代の詩人・
王維の「竹里館」という漢詩だ。王維は絵、書、音楽に
才覚を発揮したと知り、この書作をすっかり気に入った。
思ったほどカビ・シミが気にならない。
これもカビ・シミが著しい。細長い作品にちょうど合い
そうな板があったので、くり抜いて収めた。何だかカビ
やシミが花吹雪の装飾模様のようにも見えてきた。
書作にも記されているように種田山頭火の句。
板は乾麺の木箱のフタだったもので、杉の間伐材という
シールが貼られていた。側面右上部が欠けていたが、別
の杉板を継ぎはぎして補修した。
これはカビやシミがほとんど無い作品で、句の作者は
誰かと思って調べたら、松尾芭蕉だった。大きさがCD
ケース程度だったので、以前作ったCDケース用の木製
フレームに入れてみたら、サイズピッタリ、いい感じ!
今まで欧米のブルースマンやロックバンドのCDケース
を入れていた木製フレームだ。
今まではこんな感じに使用(右側のもの)。まさか和風
の書が入るとは思わなかった。
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