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9月, 2020の投稿を表示しています

大森山荘・森の工房 〜  木製額縁を納品

古材・端材等で作った木製額縁を当ブログやインスタ に載せてきたが、それが縁で木製額縁のご注文をいた だいた。しかも4つ! ありがたい。 工房の製作ポリシーに則り、4つとも古材で作った。 厚みのある古材なので枠だけでも結構重い。 画用紙に描いた絵画を入れたいと聞いていたので、 裏板を中空フレーム構造にして軽量化を図った。 無事納品後、丁寧なお礼のコメントを頂き、ホッとした。 引き続いて、別の木製フレームの注文もいただいた。 これが完成したところ。 その特徴は、信州にある某山小屋の外壁板材で作った額縁 だという点。そして変則形状の古材だったので、部分的に 長さや幅が足りず、木を継いだこと。そして板材特有の 木目や節が目立つこと(そこがいい!)。 こんな変則形状の古材で、長さが足りない! これが木を継いだ部分の拡大画像。あえて節のあるものを 継いだ。 納品完了後、すぐに賛辞と感謝のメッセージをいただいた。 ご自身で描いた絵を中に入れた画像もいただき、こちらも 嬉しくなった。作ったものを喜んで使ってくれる人がいる というのは、気分が良いものだと実感。 さて、板壁材の在庫が無くなった。信州へ調達に行かなく てはと思う。

大森山荘・森の工房 〜 長い歴史と大木に囲まれた神社/仁科神明宮

 この夏の立山登山の帰路に行った仁科神明宮(大町市)。 大町に行くたびに「国宝・仁科神明宮」と書かれた案内板が 気になっていた。この地域で仁科といえば、千年以上前から この地を拠点にしていた名族・仁科氏が連想され、その縁の 神社であれば、かなり古そうだ。 行ってみるとやはり、代々仁科氏が拠った古い神社だった。 まず入口に杉の巨木がそびえているのに圧倒された。描いた のは3本杉だが、真ん中は倒れて切株(屋根付の立派な切株)。 こちらが社殿・釣り屋・中門(国宝指定)。 20年毎の遷宮で修理・メンテされるのが伝統で、前回の遷宮は 2019年のため、真新しく見えるが築300年余りという。 感心するのは、少なくとも1376年以降は20年毎の遷宮のたびに 本殿等の作り替えや修理を欠かさずに行い、現在に至っている こと。それが1376年から20年毎に棟札にきちんと記録されてい るので、最後の建替えが1636年、それ以降は修理で対応とわか っている。この点も頭が下がる。 この記録によって日本最古の「神明造り」だということも証明 されているが、建築に詳しくないのでコメント無しでご容赦。 白木の鳥居も周りの緑とマッチして良い雰囲気だ。 巨木から古い木造建築まで、歴史と木の温もりたっぷりで満足 のいく訪問だった。 (掲載の絵は全てアクリル絵具で彩色) *** 余談だが、武田信玄時代に信玄の五男が仁科家の家名を継ぎ、 仁科五郎盛信となり、織田軍の甲州攻めの際に高遠城に篭城して 壮絶な最期を遂げている。高遠でも結構慕われている武将だ。

大森山荘・森の工房 〜  剱岳・立山を描く 

 久々にテント泊で登った立山連峰。登山風景を既に鉛筆画や 水彩画にして公開したが、いまいち感があり描き直した。 まずは別山付近から眺めた剱岳。山小屋やテント場を描き 入れたが、小さくてちょっとわかりにくい。 次は別山への登り坂でゼイゼイしながら眺めた立山(富士ノ折立・ 大汝山・雄山)を描いた。ここで雷鳥親子のお出迎えを受けた。 描いていると、大町、黒部湖、室堂一帯も含め、また行きたく なってしまった。今回の登山行程図も参考までに掲載。 登山行程図はペン書き、山の絵は画用紙に鉛筆下書き後に アクリル絵具で彩色した。