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2月, 2019の投稿を表示しています

大森山荘・森の工房 ~毛糸の帽子とベスト

水色の小さな毛糸の帽子(乳児用)。 木の椅子は時々登場する工房渾身?の作品。 同じ水色の毛糸で編んだお揃いのベビーベスト。赤ちゃんもご機嫌!

大森山荘・森の工房 ~蕗の薹(フキノトウ)

下界ではもう地面から顔を出しているフキノトウ。その黄緑色の姿を見ると春はもうすぐと思う。 まずは写生(額縁は内装端材の再利用)。次に美味しそうな姿のやつを幾つか採取させていただく(全部は採らない)。 フキノトウと言えば、天ぷら! 独特の香りと苦みは、ご飯もお酒も進む。天ぷらのコロモは片栗粉(卵不使用)。 揚げにくい部分はきざんで蕗味噌に。これもご飯に、お酒にピッタリ。

大森山荘・森の工房 ~山小屋登山隊その4 中世の山城跡を辿る~

冬山へは行かない。冬は下界に居る。今回は雑木林に包まれた山歩きと史跡めぐりが一度に楽しめる”山城跡めぐり”。場所は多摩川南岸(稲城市~川崎市)に並ぶ小沢城跡と菅寺尾城(すげてらおじょう)跡。鎌倉時代から室町時代の山城跡で、土塁、空堀、竪堀、馬場などが残っている。 まずは小沢城へ登城。 雑木林の小道を登る。戦国時代以降の城のような石垣は無い。 てっぺんに出た。石碑と解説板があり、ベンチでひと休み。 尾根の道を行くと、尾根がザックリとえぐれているところがある。山岳のキレットのようだが、防御目的で人為的に削った空堀なのか、自然にできた地形なのか、素人には判別不能だ。 馬場跡と伝わる平坦地も森に覆われていて、ボーッとしてると見逃してしまう。 痩せ尾根あり、アップ&ダウンあり、何だかトレッキング気分。 下山致しました。いったん住宅街や公園を少し歩いて、次に向かうは菅寺尾城跡。 菅寺尾城下に到着。さっそく竹林と雑木林の崖を巻くようにして登城。 台地状の平坦地が広がる菅寺尾城跡。小沢城跡よりは小ぶりだ。往時は馬場だったのか、館だったのか。記録が少なくて謎の多い城らしいが、今は周回遊歩道が整備された快適な森林ウオーキングコースだ。 木々の間から下界を望む。 城跡の石碑は無く、解説板かと思ったら「毒ヘビ注意!」の注意書きでした。これにて今回の山城跡めぐりは終了。良い汗をかいた。 【余談】小沢城跡は廃城後、江戸時代には富士講で利用されたという。そういえば、寄り道した途中の森の中に「秋葉山」と「日待講中」の古い石塔が並んでいた(前者は明治19年、後者は寛政年間のもの)。「なんじゃこれは?」ということで、帰宅後に調べたところ、秋葉山は火防・火伏の神である秋葉大権現を祭ったもので、火災が起きないことを祈ったのだろう。日待講は地域の人々が集まり、徹夜で日の出を迎える信仰行事だという。 城跡だけでなく、ここから当時の人々の生活に思いを巡らすのも楽しい。

大森山荘・森の工房 ~天板を木に替える

天板を木に替える・・・といっても以前このブログに掲載したような古材を力技で加工するのではなく、もっと簡単にできる事例。大まかに言うと、既存の非木質系天板を上から木の板で覆う。   マンションの出窓(もともと白いメラミン天板とアルミサッシという組み合わせ)。 杉の板材で天板をつくり、建物躯体に固定せずに外れない程度に既存天板の上に嵌め込んで出来上がり。表面は植物由来オイルでオイルフィニッシュ。窓内側には木で装飾枠を作って嵌めた。  これは既存のキッチンキャビネットの白いメラミン天板の上に面取りしたパイン集成材の板を乗せたもの。ずれ防止ダボを取付けてキャッビネットに嵌め込んだので、ぶつかったくらいでは外れない。表面はやはり植物由来オイルでオイルフィニッシュ。キャビネット2つを背中合わせにして料理の作業台に。 台の上で餃子つくりも楽しい!(餃子の味もバッチリ!)。

大森山荘・森の工房 ~冬に森の樹を描く

冬は寒いが、森を歩けば魅力的な樹に出会えることがある。この場合、大抵の人は写メールなのだが、私の場合はスマホやガラケーを持っていないので、ひたすらスケッチブックや手帳に描く。 イヌシデの樹。川崎市内の雑木林で、あまり通らない場所に鎮座していた。幹の独特のスジ模様が綺麗で美しい。魅力的な樹との出会いは素敵な女性との出会いに似ているのかも。ドキドキするが、ウキウキする感じだ。 コナラの樹。面長のドングリがなる、公園や雑木林でよくお目にかかる樹だが、この絵のモデルは信州・大森山荘敷地内の”マザーツリー”。剪定しないので、伸び伸びと枝を張っている(いつも癒されてマス)。山荘を建てる時には片手で幹を握れるくらいだったが、今では両手で抱えるくらいの太い樹だ。 さてと...冬の晴れた日はスケッチブックと鉛筆をカバンに入れて森へ行くのが楽しみだ。 冬の薄日さす雑木林乃図。間伐や枝打ちがされていないので、大森山荘の”マザーツリー”に比べて、伸び伸びと枝を張れないのは、やむを得ない。