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11月, 2021の投稿を表示しています

大森山荘・森の工房 〜 森からの贈り物(秋・その2)

秋の森からのプレゼント続編。 最初は先日紹介したドングリの帽子をかぶせた木製人形 を撮影〜画像加工して作ったバースデイカード。 次はこれもお子様向けに作ったカード。開くと立体的 に晩秋の信州の山と森が広がるはず・・・だったが、 奥行き感がイマイチ。 3000m級の山々は雪、前衛の山里は紅葉、そしてリスと ドングリという構図は気に入っており、次回改善! 最後にドングリ帽子人形とともに牛乳瓶に印刷された メッセージを再度、届けたい。 我が身にしみる「富より健康」!

大森山荘・森の工房 〜 森からの贈り物(秋・その1)

 森で集めたドングリや木の枝などで小さな人形を作った。 ドングリと言っても、今回使ったのはドングリの帽子部分。 これを木の枝を削って作った人形の頭にくっつけて、髪の毛 にした。うーん…髪の毛のような、帽子のような…。 人形はドングリ帽子をかぶせる前はこんな感じ。 当工房には旋盤がないので、木の枝を工作ナイフで削って ヤスリがけして作る。いわば手彫りの一刀彫人形。 用途はいろいろ考えているが、まずは以前作ったおもちゃの車 に乗車。ドングリ帽子は左からクヌギ、コナラ、シラカシで、 樹の種類によって形状・模様が様々で、個性的な造形で感心。 眺めているうちに「これを使って人形を作ろう!」ということ になった。いわば森からの贈り物に触発されて作った人形だ。 (補足1) ドングリ帽子の収集は仲良しの幼児が実施。その功績に感謝! (補足2) 冒頭写真に登場した牛乳瓶はドングリ保管用に使っているが、 瓶に印刷された「富より健康」のフレーズが心に響く。 長野で登山後に飲むこの牛乳の美味しさも忘れられない。 (補足3) シラカシのドングリ帽子を被った人形だけは、ちょうどよい 太さの枝がなく、工作用材木で作った。次は枝で作りたい。

大森山荘・森の工房 〜 秋のメッセージカード作り(まとめ)

誕生日お祝いなどのメッセージカードを手作りするのは 作る段階から楽しい。そして喜ばれるとすごく嬉しい。 10月は殆どドングリ・リス・野ネズミ・落葉の図柄で 描いたが、例外1枚(画像の通り)。 おしまいに、モデルになったドングリを実物紹介。 ドングリは大きい順に左からミズナラ、コナラ、シラカシ。 帽子部分は全てホンモノだが、実の部分はミズナラだけ は紙粘土製の偽ドングリ。 理由は、ミズナラが標高の高い山の中の森にあるため、 リスや野ネズミに実の部分を先取りされて、帽子部分 しか拾えなかったため。 山小屋周辺のドングリ拾い競争は熾烈だ。一方、コナラと シラカシのドングリは下界の公園などで無競争で収集。 コナラとシラカシといえば印象深い話しがある。 『古代より人はシラカシ等の照葉樹林を伐採して農具の柄 等に活用し、伐採後の森はやがてコナラ等の落葉広葉樹の 森に変わり、人はこれを薪炭等に活用して暮らしてきた。』 森と人の関係は現代より濃厚で良好だったように思う。 そんなことを思いながら描いている。