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9月, 2021の投稿を表示しています

大森山荘・森の工房 〜 誕生日プレゼントいろいろ(9月版)

 9月以降、仲良しの人たちの誕生日が続く。 今回は9月お誕生日プレゼント作品を紹介。 まずは幼児宛バースデイカード。厚紙で製作した。 自動車好きの男の子のせいか、飛行機への執着が あまり無かったが、まあいいだろう! 次はお祝い動画を作ったが、ブログへの動画貼り つけがうまく出来ないので、静止画で1コマ紹介。 木製のペンギンとカピバラが音楽に合わせて踊る!? 当方のfacebookに動画を掲載(下記にて)。         ⇩ https://www.facebook.com/akaruiookinamori 歌いながらギター演奏のため、足で人形を操って 録画。リズム合わせに苦戦。 人形と台座は数年前に端材で作ったものを可動式 に変更した次第。 次のキラキラしたカードはいつも楽しく遊んで くれる女児からの感謝メッセージカード。 うれしい!

大森山荘・森の工房 〜 書道作品と木製フレーム

書道をやっていた親族の書作をいくつか発見。 カビやシミが目立ち、何とかせねば申し訳ない。 手始めに自作の木製フレームに書作を入れてみた。 この木製フレームは数年前の作で、花の絵を入れて地域 の作品展に出したもの。大きさがだいたい合ったので、 隙間に唐草模様の壁紙端切れをあしらった。杉材が和の 雰囲気を出しているようだ。 漢詩を読み解く能力がないが、調べたら唐時代の詩人・ 王維の「竹里館」という漢詩だ。王維は絵、書、音楽に 才覚を発揮したと知り、この書作をすっかり気に入った。 思ったほどカビ・シミが気にならない。 これもカビ・シミが著しい。細長い作品にちょうど合い そうな板があったので、くり抜いて収めた。何だかカビ やシミが花吹雪の装飾模様のようにも見えてきた。 書作にも記されているように種田山頭火の句。 板は乾麺の木箱のフタだったもので、杉の間伐材という シールが貼られていた。側面右上部が欠けていたが、別 の杉板を継ぎはぎして補修した。 これはカビやシミがほとんど無い作品で、句の作者は 誰かと思って調べたら、松尾芭蕉だった。大きさがCD ケース程度だったので、以前作ったCDケース用の木製 フレームに入れてみたら、サイズピッタリ、いい感じ! 今まで欧米のブルースマンやロックバンドのCDケース を入れていた木製フレームだ。 今まではこんな感じに使用(右側のもの)。まさか和風 の書が入るとは思わなかった。 

大森山荘・森の工房 〜 古い木製フレームの再生

 古い和風の木製フレームが実家を掃除していたら出てきた。 元は書道をやっていた父が書を入れていたと思うのだが、 作品が見当たらない。 壊れたところを直し、磨いてから自分の描いた絵を入れた。 絵は白い花がタマスダレ、黄色い花がレインリリー。 レインリリーは正式名ゼフィランサス。雨が降るとよく 開花するので、レインリリーというらしい。 木製フレームに話しを戻しましょう! おもて側・朱色の外枠の内側の平たい部分には極薄の木 が貼られていたが、劣化して退色していたので全部剥が して磨いたら、木目が綺麗に出た。 修理していて気づいたが、昔(おそらく昭和)の木工 職人の仕事の丁寧さ・緻密さに感心する。本体は歪み ・ゆるみもなく、しっかりしている。 裏側は紙張りだったが、ボロボロになっていて、触ると 崩れ落ちてしまい、何だか粉っぽい感じだった。 修理が面倒で捨ててしまえばゴミとなって焼却又は 投棄される。再生して使えば、けっこう風情のある 木製フレームだ。紙を全部剥がして貼り直した。 襖張りの要領だ。 襖紙をきらしていたので、元勤務先近くのお気に入り パン屋さんのバケット用紙袋で下地貼り。ご容赦!

大森山荘・森の工房 〜 大きめの木製額縁つくり

 木で額縁を頻繁に作るが、葉書サイズやF0サイズが多い。 なぜなら作業スペースが狭いことと技能不足で、大きい サイズがつくれないのだ。 今回は発注者からのご要望により P8サイズとF4サイズを 作った。当方にとって大きめの額縁だ。 まず実寸で図面を描き、以前作ったF0額縁実物を並べて、 大きさをまずは実感。すごく大きい! だいぶ以前に公募展にF10サイズの絵を出すための 仮枠を作ったことはあるので、失敗はしないだろうと 思ったが、8月の酷暑下での作業のキツさにマイッタ!  これは枠組みまで終わった段階の写真。木の樹種は ホワイトウッド。文字通り白っぽい材だ。 コーナー接合部はネジ釘類を使わず、木組みで強度が 十分出るように組んだ。 塗装は発注者よりご提案いただいたブリーチドサンド色。 いい感じになった。 完成した額縁の裏側。キャンバスがすっぽり入る構造。 手持ちのキャンバスを入れて、収まり具合を確認。 額縁の表て側はこんな感じ(絵は仮に入れた当方作品)。 無事納品後、購入者からすぐに感謝メッセージを受信。 喜んでいただき、嬉しい限り。また作りたくなった。