注文をいただいた木製フレーム3個を完成し、納品した。
ご発注者からの要望は、
(1)アンティーク調の箱型木製フレーム
(2)色はバターミルク色
(3)キャンバス・画用紙どちらも収められる構造
材料は杉の角材に決定。
次にアンティーク調になる過程を以下概略公開。
まずは角材を寸法にカットし、内側の段差加工後に
接着剤をつけて組み立てる。
接着剤が固まった後、強度を持たせるために四隅に切込み
を入れ、クサビのように板(接着剤付)を打ち込む。これ
でネジ釘・金具類を使わずに強度アップ。
これまた接着剤が固まったらクサビの出っぱりをカットし、
外周を電動工具(トリマー)でアンティーク調に切削加工。
加工中は粉塵まみれだが、杉材の香りに包まれて心地よい!
最後に表面をアンティーク調にするために、塗装してから
紙やすり等でこすったり、削ったり。あらかじめ雑貨店で
アンティーク小物を観察していたので、結構うまく表面を
仕上げられた(と自負している)。
裏側は、枠付きのベニヤ板をはめる構造。
キャンバスを入れる時は枠付きベニヤ板を撤去し、画用紙
を入れる時は枠付きベニヤ板で紙を押さえる、という方式。
発泡樹脂ボード類を使えばもっと単純構造になるが、可能
な限り木材を使うことが大方針なので、これでよし!
乾燥後に宅急便で発送したが、到着後すぐに発注者ご自身
の絵画作品を収めた画像と感謝メッセージを送っていただ
いた。すごく喜んでいただき、当方もすごーく嬉しい!
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