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大森山荘・森の工房通信 ~ガマズミ~


#山小屋ライフ#
ガマズミ

工房は南信州・横浜・川崎の3拠点。中央自動車道で行ったり来たり。途中で久しぶりに山梨の親戚宅を訪ねた。そこで透き通った鮮やかな赤色のお酒を勧められた。飲んでみると、赤ワインでも山ブドウ酒でもない、初めて味わうなんとも良い香りの美味しいお酒だった。聞けば「ガマズミのお酒」とのこと。「ガマズミ」は秋の野山に真っ赤な細かい実をスズナリ状態でたくさんぶら下げる低木で、この実をホワイトリカーに漬けたお酒だった。

山歩きの好きな方は、秋の森で真っ赤なガマズミの実を見たことがあるのではないだろうか。実の大きさはBB弾くらい。昔、マタギが狩で山に入った時に疲労回復のために食したとも伝えられ、「神の実」が「ガマズミ」に転じたという説もあるくらい、ありがたい実だったようだ。

今まで山小屋周辺で収穫したクワ、アケビ、クサボケ、カリンなどの実をホワイトリカーに漬けたことがあるが、ガマズミは未経験だった。色も綺麗なので、さっそく親戚宅裏手の山に連れて行ってもらい、ガマズミの実を収穫して果実酒にした。実が小さいので、洗って不純物を取り除くのが大変なのだが、当方は収穫後に昼寝をしてサボってしまい、この工程をやっていない。何とも申し訳ないが、洗っていただいたガマズミの実をホワイトリカー・氷砂糖とともに広口瓶に入れた。1ケ月くらいで実を取り出したが、もうガマズミの実の赤い色がホワイトリカーに移っており、美味しそうだ。3ケ月寝かせると飲みごろになると聞いていたが、その頃には半分以下に減ってしまうと思う。


実を取り出して寝かせる(だいぶ減っているような・・・)

ちなみに写真のガマズミ酒ボトルの下は、力作?の杉板天板(オイルフィニッシュ軽め)。


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