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7月, 2017の投稿を表示しています

大森山荘・森の工房通信 ~山小屋登山隊 雨の烏帽子岳~

#山小屋登山隊# さあ、梅雨明け! 昨年の南八ヶ岳テント泊に味をしめ、今夏まず、「山小屋登山隊」が目指すは南アルプス・三伏峠~烏帽子岳。 村歌舞伎・古い伝説・史跡が残る大鹿村から鳥倉林道を車で走り、登山口から日帰りピストン登山。メンバーは工房主、湘南マラソンランナー、少年サッカー指導者の計3名(実態は平均年齢60歳に迫ろうかという人たちで、腰痛もち1名、膝痛もち1名)。 とにかく、ちょっと雲が出ていたが、登るぞ! 木の桟道。 なぜか、行ったこともないマチュピチュへの道を連想する。 濃霧の三伏峠(標高2607m)。 日本で標高が一番高い峠。 ああ、雨の烏帽子岳(標高2726m)。 360°眺望得られず。 下りはほとんど雨。脚部防水不完全で靴の中に浸水。雨対策の重要性を再認識。 最近注目のパワースポット近くで入浴後、夜は大森山荘で反省会。ビールが旨かった。

大森山荘・森の工房通信 ~ガマズミ~

#山小屋ライフ# ガマズミ 工房は南信州・横浜・川崎の3拠点。中央自動車道で行ったり来たり。途中で 久しぶりに山梨の親戚宅を訪ねた。そこで 透き通った鮮やかな赤色のお酒を勧められた。飲んでみると、赤ワインでも山ブドウ酒でもない、初めて味わうなんとも良い香りの美味しいお酒だった。聞けば「ガマズミのお酒」とのこと。「ガマズミ」は秋の野山に真っ赤な細かい実をスズナリ状態でたくさんぶら下げる低木で、この実をホワイトリカーに漬けたお酒だった。 山歩きの好きな方は、秋の森で真っ赤なガマズミの実を見たことがあるのではないだろうか。実の大きさは BB 弾くらい。昔、マタギが狩で山に入った時に疲労回復のために食したとも伝えられ、「神の実」が「ガマズミ」に転じたという説もあるくらい、ありがたい実だったようだ。 今まで山小屋周辺で収穫したクワ、アケビ、クサボケ、カリンなどの実をホワイトリカーに漬けたことがあるが、ガマズミは未経験だった。色も綺麗なので、さっそく親戚宅裏手の山に連れて行ってもらい、ガマズミの実を収穫して果実酒にした。実が小さいので、洗って不純物を取り除くのが大変なのだが、当方は収穫後に昼寝をしてサボってしまい、この工程をやっていない。何とも申し訳ないが、洗っていただいたガマズミの実をホワイトリカー・氷砂糖とともに広口瓶に入れた。1ケ月くらいで実を取り出したが、もうガマズミの実の赤い色がホワイトリカーに移っており、美味しそうだ。3ケ月寝かせると飲みごろになると聞いていたが、その頃には半分以下に減ってしまうと思う。 実を取り出して 寝かせる(だいぶ減っているような・・・) ちなみに写真のガマズミ酒ボトルの下は、力作?の杉板天板(オイルフィニッシュ軽め)。

大森山荘・森の工房通信 ~先住民いろいろ~

#山小屋ライフ#  先住民いろいろ 蜘蛛は苦手だ。蜘蛛には申し訳ないが、あの容姿で、あの早い動き。恐怖を感じる。ところが、事情で数ケ月ほど山小屋に行かず、久々に訪れると小屋は蜘蛛ノ巣屋敷と化している。玄関扉や窓枠に大小いろんな形の蜘蛛ノ巣が張り付いている。網状のものから綿菓子のようなものもある。蜘蛛の巣に黄土色の太った胴体をしたガや我天敵の蜂が引っ掛かっていると、何とも恐ろしい光景だ。そして玄関扉を恐るおそる開けると家の中にも蜘蛛の巣。巣を頭にかぶらない様にホウキで取りはらうが、眼が悪いので必ず1回は頭や顔にかぶってしまう。10cmくらいの大蜘蛛も部屋を歩いている(走っている)。 屋内でこのでかい蜘蛛は何を食べて生活しているのだろうか。板張りの小屋なので隙間からカマドウマ・カワムシなどが入りこんでくるので、エサは十分あるのだろう。 さて今回、小屋の中の蜘蛛ノ巣除去が終わって、やれやれと吹き抜けの梁を見ると、白いビニールひものようなものがかかっている。じっとよく見ると蜘蛛の巣ではなく、蛇の抜け殻だった。実は蜘蛛に劣らず蛇も苦手だが、恐々見るとその透き通った抜け殻は蛇の形を忠実に残していて、中に石膏を詰めれば蛇の塑像ができそうなくらいだ。うまく抜け出すものだと感心した。特に眼はレンズ状のものがはまって残っている。つまり胴体だけでなく、眼も「脱皮」するようだ。珍しいのでそのまま梁からぶら下げておこうと思う。しかし、ビミョウな風景だ。 ところで脱皮した主はどこに行ったのであろうか。蛇を体に巻きつけたり、蝙蝠をかじる音楽家を見たことはあるが、寝ている時に顔の上に蛇がドサッと落ちてくるなんていう事態はご免だ。隙間から屋外に脱出したことを祈る。しかし、見た目は嫌だが、こちらの生命が危険にさらされるほどではないので、森の中に小屋を作る以上、蜘蛛や蛇との共同生活に腹をくくるべきなのかもしれない。他種族共生の小屋だ。 このほかにも、いろいろな「先住民」の方々が小屋のまわりに暮らしていて、にぎやかだ。

大森山荘・森の工房通信 ~間伐材や廃材を生かす~

#木で作ろう# 間伐木材や不要廃材に絵を描く。 捨てられたり、燃やされて、大気汚染や地球温暖化につながっていた物だって、生活に彩りを与えることができる。これが会社組織から「間伐」された経験がある工房主人からの渾身のメッセージ。 工房看板 (建築廃棄木材利用) 山荘遠景アクリル画 (間伐材輪切り利用) ミュシャ展に感激、感謝! (間伐材輪切り利用) 木目を生かしたサイン (間伐材輪切り利用)